2011年8月12日
【柔道】パリ世界選手権展望  岡田弘隆総監督

2011年世界柔道選手権大会
主催:国際柔道連盟
日時:2011年8月23日(火)~ 2011年8月28日(日)
会場:パリ(フランス)


2011年パリ世界柔道選手権大会は、8月23~28日、フランス・パリのベルシー総合体育館において
開催される。大会は、男女各々7階級の個人戦に引き続き、5人制の国別対抗団体戦が開催される。
一方で、無差別は行われない。

ロンドン五輪を翌年に控え、五輪直前年の世界選手権大会ということで、今大会の結果は来年のロンドン五輪に直結する。しかも柔道が盛んなフランス・パリで開催されることもあり、大変な盛り上がりが予想される。



世界選手権代表は、昨年から各階級、各国2名まで可能となった。
しかし、五輪代表は、各階級、各国1名のみである。
しかも、開催国のイギリス以外は全階級に出場できるという保証はない。

五輪出場資格は、まず、各階級のワールドランキングリストの上位(男子22名、女子14名)に与えられる。
ただし、同一国から複数名の選手がその中に入っている場合、当該国が1名を決定することができる。
次に、大陸枠、ワイルドカードによる資格獲得となる。

現在、男女の全ての階級において日本選手は上位にランクインしており、日本が、
全階級に選手を出場させることについては問題なさそうである。
五輪を目指す日本選手にとっては、まずこの世界選手権大会に出場すること、
そして、そこで好成績を残すことがロンドン五輪代表に大きく近づくことになる。



4月3日の強化委員会において、男子の100kg超級と女子の78kg超級を除く12階級(各階級2名)、
24名の代表が決定、更に、4月17日に女子の78kg超級(2名)、29日に男子の100kg超級(2名)の
代表が決定し、28名の日本代表選手が出揃った。

今大会には、筑波大学関係者は、男子が6名、女子が4名、昨年の東京大会同様、合計10名の選手が
代表に選出され出場することとなった。(以下の通り)

(男子)
60kg級   平岡拓晃(院2・了徳寺学園)
66kg級   森下純平(体育3)
73kg級   秋本啓之(院2・了徳寺学園)
81kg級   高松正裕(体育卒・桐蔭学園)
90kg級   小野卓志(院2・了徳寺学園)
90kg級   西山大希(体育3)

(女子)
48kg級   福見友子(体育卒・了徳寺学園)
57kg級   佐藤愛子(院2・了徳寺学園)
78kg級   緒方亜香里(体育3)
78kg超級  杉本美香(体育卒・コマツ)

 

DSC00135.jpg


(写真:男子66kg級 森下選手)

10名のうち、世界チャンピオンが4名、他の6名も世界選手権でメダル獲得経験のある選手達である。
したがって、全員、もちろん目標は金メダルのみ。



昨年の東京大会では、日本は金メダル10個、銀メダル4個、銅メダル9個を獲得した。
そのうち筑波勢は金メダル4個、銀メダル2個、銅メダル4個を獲得し、筑波旋風を巻き起こした。

今年は、欧州開催でもあり、各国の巻き返しが予想されるが、筑波勢の中から1人でも多くの
金メダリスト、メダリストが誕生することを期待したい。
そして、1人でも多くの本学関係者がロンドン五輪に出場し、活躍することを祈る。 DSC00134.jpg
(写真:女子78kg級 緒方選手)

また、団体戦においては、当然、男女ともに優勝の期待がかかる。
地元のフランスは、地の利を生かして男女とも優勝を狙ってくるだろう。
その他、男子ではアジアで日本を破って優勝した韓国、ウズベキスタン、ブラジル、ウクライナ、女子では中国、キューバ、ドイツあたりが有力である。


個人戦の後に団体戦が行われるため、選手のモチベーションが心配であるが、
ここでも筑波勢の活躍により日本が男女とも金メダルを獲得することを期待したい。