2009年9月 9日
<第5回> アメリカバスケットボールチームの北京オリンピックに懸ける思い

アメリカ代表チームの12名が6月23日発表されました.12名の選手は2006年日本で開催された世界選手権,2007年のアメリカ大陸予選に出場し た,コービー・ブライアント,レブロン・ジェームス,ジェイソン・キッド等を含むそうそうたるメンバーです.しかし先のNBAファイナルを制したボスト ン・セルティックスの"ビッグスリー"のケビン・ガーネット,レイ・アレン,ポール・ピアースが選出されませんでした.これはアメリカが北京オリンピック に本気で取り組んでいる表れです.
 2004年のアテネオリンピックでアメリカは銅メダルに終わった後,アメリカの代表選手の選出方法が変わりました.それまでのスター選手を選出するとい う方法から,候補選手を選出した後,2005年から2008年の3年間代表チームとして活動すると宣言した選手のみから,国際大会の代表選手を選出するよ うになったのです.ガーネットとアレンは候補選手を辞退し,ピアースは活動を宣言したが,2006年,2007年とも故障などで代表チームの活動をでき ず,2年間活動したジェームスが同じポジションにいるために選出されなかったのです.
 さらにコーチングスタッフも2001年コーチ部門でバスケットボール殿堂入り果たしたデューク大学のマイク・シャシェフスキーをヘッドコーチに据え,3 人のアシスタントコーチも3年間替えずにチームを強化し,北京オリンピックでの金メダルを本気に取りに行っているのです.
 アメリカの北京での戦いは8月10日中国,12日アンゴラ,14日世界最終予選突破国,16日スペイン(2006年世界選手権優勝,ブライアントのチー ムメイトであるガソルがいる),18日世界最終予選突破国,20日準決勝,24日決勝,3位決定戦と続きます.はたして金メダル獲得しか"成功"と認めら れないアメリカが8月24日決勝に出ているのであろうか?
 皆さんもアメリカが北京オリンピックにこのような思いを持って参加するということを考えながら,観戦して下さい.

【引用元】筑波大学体育センター 話題の宝庫より

【参考文献】 大高敏弘