2011年5月12日
【筑波大学新聞】 井原正巳氏講演会  筑波大学新聞4月号より

ihara-moto.jpgサッカー元・日本代表キャプテン、現・柏レイソルヘッドコーチで、本学蹴球部OBの井原正巳氏(1990年体育専門学群卒)の講演会「井原正巳-先輩との対話」が2月17日に本学で開催された。

 

この講演会はサッカーという一つの道を究めてきた井原氏との対話を通じ、学生らのキャリア形成のヒントとしてもらうことが目的。

社会学類キャリア支援事業の一環で、社会学類黄順姫教授(国公)の依頼に井原氏が答える形で実現。運営は同学類の学生有志らが務めた。

 

 

講演会には本学生のほか、つくば市のサッカーチームの指導者や高校生なども来場。立ち見も出るほどの盛況ぶりだった。

 

井原氏は参加者の拍手に迎えられ。照れ笑いを浮かべながら登壇まず初めに、井原氏の幼少時代から日本代表としての活躍までをまとめたVTRを上映。

その後の講演は2部構成のディスカッション形式で、前半は運営側が用意した質問、後半は参加者からの質問に井原氏が回答する形で進められた。

 

第1部で井原氏は、大学時代、日産自動車への入社、Jリーグへの入団に関して、具体的なエピソードや思い出も挙げながら紹介。日本代表については、惜しくもWカップ出場を逃した「ドーハの悲劇」を経てWカップ出場を果たした経緯を特に熱心に話した。

 

キャプテンとしては「選手がどこを向いているのか観察しながら、チームの一体感を高めようと、試合に出られない選手に対しても声掛けを行うようにした」といい、その言葉を終始熱心にメモを取る観客も見られた。

また、現役を引退し、指導者として活躍する現在の目標なども語った。

 

第2部では、参加者から時間ぎりぎりまで多くの質問が寄せられた。学生からは、井原氏のプライベートに関する質問も飛び出し、井原氏は「メリハリをつけて、サッカーも遊びもしていた」と笑いながら答えた。

 

 

井原氏は講演後、サインや握手、写真撮影を求められると気さくに応じ、参加者との交流を深めた。講演会に参加した茗溪学園高校2年の水上涼さんは「人生の大先輩から素晴らしい話を聞くことができた。自分が戦力外通告を受けた時でも、『新しい人脈を作れた』と考える、井原さんのポジティブさがすごいと思った」と話した。

 

(執筆者:小川玲(社会学類2年)、写真提供:筑波大学新聞)