2009年9月 9日
<第3回> 北京オリンピックと大気汚染問題

北京オリンピックまであと2ヶ月あまり、毎日のように代表選手決定の知らせが報じられています。同時に、オリンピックの準備状況など、現地の情報も数多く伝えられています。その中で、よく目につくのは北京の深刻な大気汚染の問題です。
 写真(写真1)は、筆者が今年3月に訪れた中国東北地方の哈爾浜(ハルビン)の様子です。哈爾浜は比較的機械工業が盛んという事情もあるのでしょうが、 北京にオリンピックの事前視察に行った知人に尋ねてみたら、やはり同じような状態だそうです。年配の方に聞くと、高度成長期の日本も同じような風景だった そうです。このような中で、マラソンなどの持久種目を実施するのは大変そうですね。海外の有力選手が、大気汚染を理由にマラソンの欠場を発表したのも理解 できます。
 ところが、雨が降ると状況は一変。写真2のように、澄み渡ったきれいな空が現れます(もっとも、1日も経てば写真1と同じになりましたが... )。中国は、世界でもトップクラスの人工降雨技術を持っています。オリンピック時には、それをフル活用すると報じられています。環境への影響が心配されま すが、選手のことを考えると、少しでもきれいな空気の中で競技が出来ればと思います。
 最近、スポーツ界でも環境問題が盛んに議論されています。良好なスポーツ環境を確保するためにも、私たち一人ひとりが日常の環境対策に目を向けていく必要がありますね。


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【引用元】筑波大学体育センター 話題の宝庫より

【著者】 河合季信